【記録】 日清カップヌードルのCM
ワールドカップも直前。日清カップヌードルのCMがなんとも格好良い。
2:01 SAMURAI in BRAZIL / CUPNOODLE CM by 日清 ...
昔から、カップヌードルのCMは一風変わったものを流し続けてきた。
私にとって、カップヌードルのCMはここから始まる。
カップヌードル やかん体操 シュワルツネッガー.mpg - YouTube
まだ外人タレントが今ほど出ていなかった時代。シュワちゃんのこのCMは絶大なインパクトがあった。
外人タレントといえば、こんなものもあった。
https://www.youtube.com/watch?v=4TOL9LUgWTc
「ソウルの帝王」ジェームス・ブラウンを連れてきて「ミソッパ!ミソミソ」と歌わせるとは。JBのイメージはどうしても「ロッキー4」でのものが強烈だっただけに、「仕事選べよw」と当時の私は思った。
そして、あの「hungry?」編が始まる。
このCMで「hungry?」とナレーションしている人物は、元阪急ブレーブスのピッチャーだったアニマル。そして、このCMはそのユニークさから日本人初のカンヌ国際グランプリに輝いた。
ちなみに、「Are you hungry?」の元ネタは、80年代初頭の「ハングリアン民族」シリーズだと思われる。しかしながら、このCMはものすごい昭和臭がするのと、あっさりとまとめてしまったため、まったく記憶にない。
そう考えると、今に至るカップヌードルCMの斬新さは、やはり「Are you hungry?」から始まるのだろう。
日清カップヌードルCM ハングリアン民族 - YouTube
「日本人が発明したものの中で、20世紀最大の発明品は何か?」との問いに対して、日本人が1位にあげたものが、カップラーメンだった。ちなみに、2位はカラオケ、3位はSonyのウォークマンだった。
日本人に広くカップラーメンが周知されたのは、あさま山荘事件だった。鍋のカレーが凍るという極寒の地で、カップラーメンを美味しそうにすする警官たちの姿が全国の茶の間に報道されたときに、国民は外で食べられる即席めんの存在を知った。
(それまでは、鍋でつくるチキンラーメンが主流)
20世紀が終わり、21世紀が始まる。
そんなときにカップヌードルのCMはこんな感じだった。
【CM】20世紀カップヌードル【王貞治編 TV CM Ad WorldCMTube - YouTube
【CM】20世紀カップヌードル【ゴルバチョフ編】 - YouTube
そして、次にきたのが賛否分かれる「No Border」編だった。このシリーズは反戦色が強く、中には放送中止に追い込まれたものもある。アミューズメント性よりもメッセージ性を追求した作品が多く、個人的には好きなシリーズだった。
日清カップヌードル「NO BORDER」 消える国境篇 45s - YouTube
お蔵入りしたCM 日清カップヌードル「NO BORDER」 少年篇.flv - YouTube
2004年からは、FREEDOMシリーズが始まった。大友克洋を迎えて23世紀の世界を描いた。音楽は宇多田ヒカルが担当していた。そうか。この当時は宇多田ヒカルの絶頂期だったな。
日清 カップヌードル TVCM 3pattern 「FREEDOM-PROJECT」 (NISSHIN ...
FREEDOMシリーズが終わって、時々、木村拓哉が出てきた。
日清 カップヌードル TVCM コロ・チャー 木村拓哉 Takuya Kimura (NISSIN Cup ...
そして、伝説の「世界はひとつ」シリーズが始まる。
これには腹を抱えて笑わせてもらった。歌手の画像をCGで編集し、替え歌をあてるという手のこんだつくりになっている。ちなみに、替え歌を誰が歌っているのか。それは公開されていない。
フレディ・マーキュリーを持ってくるあたりが良い感じ。シュワちゃんにやかんを持たせたテイストが引き継がれている。
日清 カップヌードル CM Freddie Mercury 30秒版 - YouTube
日清 カップヌードル Bon Jovi CM 息子さーん - YouTube
そして、2011年3月11日の東日本大震災の後に、印象的なCMが出てくる。
立ち上がるガンダムの姿に励まされた人も少なからずいただろう。
私はそうだった。
CM 日清食品 カップヌードル「ガンダム」篇 - YouTube
日清 カップヌードル CM 「スターウォーズ ヨーダ」篇 - YouTube
日清 カップヌードル CM 井上雄彦 「武蔵登場」篇 - YouTube
昨年から始まったのがSurviveシリーズ。
何というか、無駄にスケールがでかくて無駄にクオリティが高すぎる……
「グローバリゼーションの波を乗り越えようとする等身大の今の若者たちの気持ちを、幕末から明治初期の西洋化に立ち向かう武士のような世界観で描きました」
「闘いのシーンをハリウッドにも負けない圧倒的なスケールの映像で描くために、選んだ撮影場所は映画の王国ニュージーランド」
というのが日清の公式発言なのだけれどw
カップヌードルCM 「SURVIVE! グローバリゼーション 篇」 60秒 - YouTube
日清 カップヌードル CM SURVIVE 「就職氷河期」篇 - YouTube
日清 カップヌードル CM SURVIVE 「初めての合コン」篇 - YouTube
日清 カップヌードル CM SURVIVE 「リア獣との闘い」篇 - YouTube
ネットやらない人に「リア充に負けない!」と言ったところで、果たして何人の人が理解してくれるのだろう。でも、そんなちいせえことは気にしない。それがカップヌードルのCMなのだから。
堪能しました。
なぜに、こんな手間暇かけてブログ記事書いてるのかというと、単純に、私が見たかっただけなんです。昔のカップヌードルのCM。
「あ~、あったな。あった」「懐かしいな~」
今回のサムライのCMも秀逸でした。
これからも日清さんは我々を楽しませてくれることでしょう。