月下独酌Ⅴ

前勝山市議会議員 松村治門のブログです。 ご意見は、harukado.0501@gmail.com まで。お待ちしております。

私にかけられた不当な嫌疑と、勝山市議会における異常事態について -その5-


さて、最後に今回の騒動で勝山市が受けるであろう実損についてまとめてみましょう。


この事業で作り上げた金沢とのパイプが切られてしまった

国の委託事業をする際の目的のひとつは、
「金沢新幹線開業を控えて、民間レベルでのパイプを作りあげること」
でした。これは説明いたしたとおりです。


もう一度、国の委託事業のスキームをご覧ください。

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既に説明した通り、このスキームの中で私が金をポケットに入れるためには、業者からキックバックをもらうより他にありません。
(もちろん、私はそのようなことをしてはおりません)


3月30日の説明会のときに、民間事業者の方にも説明補助員として参加をいただきました。その中には、あの事業を一緒にやった金沢の企業の社長もいました。
よりにもよって、その金沢の社長の前で「松村、お前はいくら抜いた!」とやり始めたのです。

彼は、この事業スキームを知り抜いている人です。そして、彼は
「要するに、私の目の前にいる議員さんたちは、私を疑っているのだな」
と理解しました。松村と金沢との企業との癒着を疑っているのですから、彼の不信感は当然のことでしょう。

キックバックとはそもそも何でしょう。
「仕事をやるから、見返りをよこせ」
という行為です。
逆です。まるっきりの逆だったのです。私たちは金沢の民間事業者に懇願しました。「どうか勝山とのお付き合いをして欲しい」
「どうかJTBプロモーションが行う入札に参加してほしい」
金沢の企業家たちにしてみれば、別に勝山とおつきあいをする必要性などありません。そういった大きな企業ばかりでした。

何しろ、天下のJR駅で事業をしようというのです。JRと深いお付き合いをしている企業家をつかまえない限り、私たちに事業をすることはかないませんでした。
そうやって仕事を一緒にしてパイプをひとつひとつ作っていったのです。

ビジネスとは詰まるところ、人と人との関係です。
そうやってつくりあげたネットワークを活用して、本年3月には「金沢食べマルシェ」という大きなイベントに勝山の団体を送り込むこともできました。

「このネットワークを活用して、更に事業化できないか」
「勝山の産品や、左義長まつりの金沢PRなど、様々なことに活用できるぞ」
われわれはそれを期待し、事実、事業化に向けて動いていたところでした。

そのパイプは今回の騒動で切られてしまいました。
「まさか、勝山市議会に呼ばれてあんな屈辱を味わうとは思わなかった」
と吐き捨てるように言った金沢の企業の社長に対して、私は返す言葉がありませんでした。




国と勝山市との関係を危うくしていませんか?

「自分もしていることは、他人もしているはずだ」と思ったのでしょうか、「1700万円も委託事業費をもらったからには、少しくらいは抜いているはずだ」とでも思ったのでしょうか。私に対する嫌疑はかけられました。

ところが、叩いても叩いてもホコリが出てこない。

私をどうしても貶めたい人々は、国にまでアタックをかけはじめています。
先だって、国からこのような言葉をいただきました。

「いったい勝山市さんは何を考えているのですか」
「市の〇〇部長という人からも問い合わせがありました」
  (※〇〇は、もちろん実名です)
「国としては、とても迷惑です」
勝山市に対して強い不信感を抱かざるをえません」

国が国策として行った全国公募の委託事業、2年前に完了した事業に対して、一部市議会議員をはじめとする連中は文句をつけているようなものです。そりゃ、国も強い不信感を抱くことでしょう。

一体全体、彼らは何がしたいのだろう。
地方創生、地方創生と言いながら、何とかして国から予算を引っ張ろうと他自治体は血眼になっているというのに。
ここで国を怒らせて、勝山に何のメリットがあるのでしょうか。






市民の血税を使ってやることか?

私の調査委員会設置を決議した17日の本会議では、補正予算も可決されています。
何の予算ですか?……もちろん、私を調査するための予算です。

確たる証拠もなしに作られた委員会は、皆さんの血税を使って運営されています。調査に係る旅費や様々な支出は、すべて皆さんの血税です。
これで何も出なかったらどうなるのでしょう。
「調査は終了しました。特に問題ありませんでした」
で済ませるのでしょうか。実に気になるところです。

「住民監査請求をすべきだ」
「ていうか、もうこんな議会いらなくねえか?議会解散って、できねえのか?」
とお怒りの声が私のところに届いていますが、それは私ではなく別な議員さんに届けてください。




結びに当たり

3月30日の会議に参加した勝山市民の方の漏らした言葉が、私の気持ちの全てを代弁しています。
「くやしいなあ。汗をかいて一生懸命に頑張った議員が、汗もかかずに仕事もしない議員どもになぜここまで罵声を浴びせられるんだろう。本当にくやしい。」


新聞に出て以来、色々な人々から励ましのお言葉をいただきました。

ひとりで市議会相手に闘うような状態ですが、それでも理解してくれる人は理解していただけるはずです。

これから、私は身の潔白を明らかにするため、様々な機会を通じて発信していきます。色々な地区でのミニ集会も行う予定です。

これからも頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。