月下独酌Ⅴ

前勝山市議会議員 松村治門のブログです。 ご意見は、harukado.0501@gmail.com まで。お待ちしております。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「神話」としての自治体 ー補遺ー

■制度設計のあり方 ーこの前の《後編》は、わかりにくかったように感じましたーうーん。そうみたいですね(苦笑)。申し訳ない。私の抱えてる不満をもっと前面に出せば良かったかな……と反省してます。ー不満というのは?- われわれは、なぜゆえに「こうなっ…

《後編》「神話」としての自治体  -そもそも自治体とはなにかー

■素朴な疑問 13年の間、市議会議員として自治体を眺め、行政を見続けながら、いくつかの素朴な疑問にぶち当たることがありました。「なぜ行政のやることは、うまくいかないのだろう」「なぜ行政と市民との協働はうまくいかないのだろう」あるとき、ふと思い…

《中編》「神話」としての「勝山は魅力にあふれている」との定説 -われわれは誰に向かって発しているのかー

■前回の内容 前回の内容を振りかえってみましょう。①人間の心理は複雑である。②ゆえに、消費者は消費行動を起こす際に、自分の選択を明確に説明できない。③地元に戻るか否かを選択する若者にも同様の心理が働いている。勝山を離れる若者は、自分の選択を明確…

《前編》神話としての「雇用創出が若者の定住を産む」という定説

■プロローグ 政策を考えるとき、私が気をつけることが二つあります。「違和感を大切にすること」「ゼロベースから組み上げること」「違和感を大切にすること」とは、常識に従うことです。何やら目の前にうまそうな儲け話がある。しかし、私の中での常識に従…