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月下独酌Ⅴ

前勝山市議会議員 松村治門のブログです。 ご意見は、harukado.0501@gmail.com まで。お待ちしております。

調査委員会の杜撰な調査について

議長公用車の不正使用疑惑

勝山市議会内に設置された政治倫理調査特別委員会は、私に関する調査を実施していますが、本日付の新聞報道でも明らかなように、昨日の勝山市議会本会議において「議長公用車の不適切な使用があった」との報告がされました。

 

 

はてさて、これは公用ではないのか?

問題視されているのは、2年前の6月5日の公用車使用です。この日は確かに金沢まで公用車を使用しました。目的は、白山市の観光プロデューサーと面談するためです。

なぜ白山市の観光プロデューサーと金沢市で面談するのか?

答えは簡単で、白山市の観光プロデューサーは民間人だからです。北陸を代表する広告代理店の社員である彼は、金沢市白山市を行き来する多忙な人です。面談の日時を設定する上で「この日のこの時間ならば金沢でお会いできます」とのお答えをいただいたので、金沢まで出向きました。


なぜ白山市の観光プロデューサーと面談するのか?

当時、勝山市も観光プロデューサーを雇用して観光地づくりを目指していましたが、なかなかうまく行かない状態でした。民間人を受け入れたのは良いが、色々なところで軋轢を生んでいた現状を、私は深く憂いていました。かたや、身ひとつで白山市に乗り込み、白山市観光ビジョンまで作り上げ、見事に白山市を観光地へと導いた白山市観光プロデューサー。彼の手腕と経過を本人から伺いたかったという点がひとつ。そして、勝山市白山市はつながっている近隣自治体です。これから勝山市白山市の観光連携を模索する方法はないものか。その見解を伺いたかったというのがひとつ。

都合2点が白山市観光プロデューサーと面談する目的でした。



これは公用なのでしょうか。私用なのでしょうか。


 
ついでにもうひとつ申し上げておきましょう。
議長公用車というものは、議長が「あ、おれ今日金沢行きたいから公用車出して!」と言えば使えるようなものではありません。

議会事務局に対して、
白山市の観光プロデューサーと、勝山市白山市の広域観光について話をしたいのでアポを取って」
「アポ取れました」
「それなら、公用車出して」
「わかりました」
といったような流れを踏んで初めて出せるものです。

 

 

これにどのように答えろと?

さて、ある日のこと勝山市議会からひとつの文書が届きました。

 倫理調査特別委員会の質問状です。

本当ならば、このようなものを公開するのはいかがなものかとも思いますが、調査委員会の委員さんの中には、調査中の秘密を勝手に暴露して市政報告に載せてしまう方もいらっしゃるのですから、よろしいのでしょう。

文書を読む前に、ひとつ予備知識を。
当然ですが議長公用車には「公用車使用記録」というものが残されています。
おそらく、この質問状はそれを踏まえてのものなのでしょう。

 

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2年前の6月4日に何していたか?……と言われても、正直記憶にありません。
私は手帳を使用せずにGoogleカレンダーをもっぱら用いているのですが、残念なことにGoogleカレンダーの2年前の記録がすっぽりと消えているのです(あれはなぜなのでしょう)。

とりあえず、6月5日の白山市観光プロデューサーと面談したことだけは覚えていますから、「面談し、協議に参加している」とだけ答えておきました。


その結果が………議長公用車の不正使用という本会議での報告になるわけです(笑)。


何の目的で、白山市の観光プロデューサーと面談したのか。その内容はどうだったのか。その成果はどのように活かされているのか。そんなことはお構いなしです。
「会ったのか、会わなかったのか」
「会ったのならば、議長公用車の不正使用だ」
そんな暴論はありません。

 公用であるか否かは、その内容によって判断されるべきです。


 

杜撰な調査

  あの事業に加わっていただいた金沢の事業主さんの中には、いきなりFaxを送り付けられて「〇〇日までに回答せよ」と迫られ、なんと失礼な話だと憤慨された方もいます。なぜ質問状を送るのか、その理由も明らかにせずにいきなり「回答せよ」と言われたのでは、そりゃ、怒ります。

 
 市議会内の政治倫理調査特別委員会が調査をするのは構いません。ただ、私が被告であるとするならば、彼らは原告であると同時に警察であり検察であり裁判官であるという強大な権限を持っています。
 どんな調査をするのも自由。調査結果をどのように解釈するのも彼らの自由。それをどのような報告書にまとめるのかも彼らの自由。そのような権限を持っているのならば、謙抑的にならざるを得ないのですが、どうもそうではないようです。

 願わくば、勝山市の民間事業者と金沢のパイプを切らないでいただきたい。杜撰な調査が災いして、既に「勝山の業者とのお付き合いはやめさせて欲しい」という企業が数社出てきています。新幹線開業を2年後に控えて、勝山と金沢のパイプを今のうちからつないでおかないと……との想いで始めた事業を、汗もかいていない連中にズタズタにされるのは業腹です。