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月下独酌Ⅴ

前勝山市議会議員 松村治門のブログです。 ご意見は、harukado.0501@gmail.com まで。お待ちしております。

【雑感】シャレたお役所って無理なのかな?

一度で良いから見てみたい役所

私にとっては、名護市役所

 

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見てみたいですね。建物もユニークな外観ですが、この外観のユニークなところは「閉鎖的でない」という点。中途半端にあけっぴろげなところがたまりません。

実際に、テラスで職員と市民が会議をしたり、夏の夕方ともなれば会議室からテーブルを出してちょっとした宴会をするそうです。

 

「仕切りをなくす」

これはとても大切なことです。仕切りをなくせば話し合いも案外とスムーズにいったりします。食事をしながら、酒を酌み交わしながら話をしていると、いつの間にかおさまるところにおさまっていたりするのも、仕切りをなくしたからです。「ネクタイ外して胸襟を開いて」というやつです。

 

勝山市役所の1階に入ると、市の職員たちが大きな声で迎えてくれます。

「こんにちわ」

「おつかれさまでした」

昔に比べると、ものすごく明るい雰囲気になりました。

 

そこで、もうひとつ進んで、「仕切りをなくすとどうなるだろう?」

 

今の市民課はこんな感じです。

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雰囲気が伝わりにくいのは、私の画力の低さゆえです(苦笑)。まあ、だいたいどこのお役所もこんな感じでしょう。

 

必ず仕切りがあります。これが当たり前だと私も思っていましたが、この仕切りをなくすとどうなるのでしょう。

 

多分、市役所1階の市民課はこんな感じになるはずです。

 

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丸テーブルがあって、職員と市民が相談したりお話したりする。お茶のみながらでもいいと思いますよ。

 

「仕切り」のもつ意味

仕切りとは、「仕切りから向こうはお前たちの世界、仕切りからこっちは俺たちの世界」という一線を引く役割を果たします。

 

でも、「市役所でその仕切り線を引く必要がどこにあるのだろう?」そこを考えてみると、実はさほど必要性はありません。

 

「仕切り」を入れるのは、 おそらくスペース的な問題もあるのでしょう。職員のための机を置かねばなりませんから。

でも、よくよく考えてみれば、職員の机がそこになければならない必然性も見直したいわけです。

 

例えば、ホテルを考えてみましょう。

ホテルには、チェックイン等をするためのカウンターが必ずあります。あれもひとつの仕切りです。でも、ホテルのロビーに職員の机は置いてありません。スーパーマーケットの売り場にも職員の机は置いてありません。ホテルのロビーはお客様がくつろぐ場所であり、スーパーマーケットの売り場はお客様が買い物をする場だからです。

 

逆の視点から考えてみましょう。

ホテルを相手に仕事をしている会社の営業マンは、ホテルのロビーのカウンターには行きません。ホテルの事務所に直接行きます。スーパーマーケットに営業に行く人たちも、スーパーの事務所へ行くことでしょう。なぜなら彼らはお客様ではないからです。

 

ということは、市役所1階の市民課に職員の机がずらりと並んでいるということは「私たちが仕事をしている場所に、市民の皆さんに来てもらう」ということです。

 

私は市の職員を責めているわけではありません。職員の皆さんは献身的に業務に励んでいらっしゃる。

 

ただ、せっかくなら、訪れた市民の皆さんを「くつろがせる」発想に立ってもらえればと思うのです。

 

シャレたお役所は無理なのかな?

役所というと、「真面目で堅い仕事」というイメージがあります。真面目である必要はありますが、「堅くなければならない」必要はないと思っています。

 

これは市民の皆さんにもご理解いただきたい点なのですが、役所が「真面目で堅くなる」のは、ある種の防衛飯能も働いているのです。「そんな突拍子もないことをやって、市民からクレームが来たらどうするのか?」これは、役所の中でも最も強い殺し文句です。ある程度のことは大目に見てあげて欲しい。これが市民の皆さんへのお願いです。でないと、なかなか役所は変わりません。

ちなみに、もうひとつの殺し文句は「そんな突拍子もないことをやって、議会からクレームが来たらどうするのか?」なのですが、これについてはコメントは控えます(苦笑)。

 

そして、市役所の職員の皆さんには「シャレたお役所」を作って欲しいのですね。

 

それは何も「夏場にアロハを着ろ」とかそういうことを求めているのではありません。スターバックスが、家と職場以外のサードプレイスを作ろうとしたように、市役所がサードプレイスであるためには、どのようなサービスが求められるのだろうか。居心地の良い空間はどうあるべきなのか。相談しやすい雰囲気作りを作るためには?といったことを考えていただければと思う次第です。

 

そういう方向でレイアウトを進めていき、サービスを変えていくと、否が応でも「シャレたお役所」ができあがる。私はそう考えています。

 

そして、いつの日か、市民の方から「今日は天気もいいから、ちょっとテーブル出して役所の外でいっぱいやろうさ!」という声がかかる。そんな市役所になったら、面白いでしょうね。

 

(そうしたら、私は真っ先に市役所前で飲んだくれているでしょうww)