月下独酌Ⅴ

前勝山市議会議員 松村治門のブログです。 ご意見は、harukado.0501@gmail.com まで。お待ちしております。

なぜ日本には真正のリベラル政党が誕生しないのか ーその1:保守主義的思考とリベラル派の思考ー

■目 次 私は政治信条として保守主義者を自認しています。同時に、日本に真のリベラル政党が誕生することも強く願っています。保守主義とリベラル派の関係を、私は「男女の関係のようなものだ」と考えています。男だけの社会や女だけの社会はあり得ません。保…

なぜ日本には真正のリベラル政党が誕生しないのか ーその2:マルクスの戦略と55年体制ー

前回は、保守主義者とリベラル派の思考について考えてみました。何度も申すように、保守主義とリベラル派は決して対立するものではありません。しかし、日本では対立するものとして扱われてきました。その理由について考えてみましょう。今回は、次の問題点…

勝山市が長尾山総合公園で犯す致命的なミス

■勝山市が長尾山総合公園で犯す致命的なミス 福井新聞の報道によれば、9月15日の勝山市議会において、第二恐竜博物館誘致の目的で勝山市が次の方針を明らかにした。 ①長尾山総合公園の駐車場の拡張を行う。 ②長尾山総合公園へのアクセス道路整備を行う。 ③温…

上の不始末は、常に現場にやってくる

■上の不始末は、常に現場へやってくる 先に「官は強し 民は弱し」を書いた。書いた後で、ひとつ気になることがあったので、追記として拙稿をしたためる。というのも「あの投稿のせいで、現場で汗をかいている人たちに迷惑がかかるのではないか」との想いがあ…

官は強し 民は弱し

■レストハウス長尾山が建つ 福井県を代表する観光名所になった感のある「福井県立恐竜博物館」。その県立恐竜博物館は、勝山市の長尾山総合公園にある。その県立恐竜博物館の前に、レストハウス長尾山という建物がある。来館者に飲食を提供し、お土産物の販…

松村治門講演録 「想いを伝える」 vol.3

■「想い」を伝える いきなり話が飛びますが、「絶対に死なない生き物」がこの世には存在します。何だと思います?ウィルスです。ウィルスが生物なのかどうか。これは学者の間でも、未だに決着のつかない問題なのですが、それはさておき。ウィルスは自分を分…

松村治門講演録 「想いを伝える」 vol.2

■我が国の不幸感はどこから来るのか 冒頭に申し上げたように、本当におじいちゃん・おばあちゃんは幸せなんだろうか。そういう思いが私の中にあります。老健施設などに入っている人たちを見ると、どうしてもその思いが強くなる。これは施設が悪いんじゃない…

松村治門講演録 「想いを伝える」 vol.1

■この講演録について 資料を整理していたら、たまたま1年前に行った講演の音源が出てきました。良い機会なので、文字起こしをして加除添削して、記録として残しておきます。実際の講演は、パワーポイントを使って行いましたので、パワーポイント資料も上げて…

憲法記念日に憲法を考える

昨日は憲法記念日。新聞TVで報道された、各種集会における様々な意見を見て感じたことを。 ■アメリカが打ち込んだ日本の杭 戦争に敗れた我が国に、アメリカは日本の杭を打ち込んでいった。ひとつは、日本国憲法であり、もうひとつは日米同盟である。革新勢力…

恐竜博物館のある長尾山総合公園をプロデュースしよう  《いきなり大勝負をしかけるな!》

■忙しい方のために、1分でわかる「今回のまとめ」 ①「何をするか」も重要ですが、「どのように進めるのか」も重要です。②行政は、いきなり結論を決めて大勝負をしかけます。これを箱モノ行政と呼びます。「これはダメだ」と失敗に気づいた時には修正も後戻り…

恐竜博物館がある長尾山総合公園をプロデュースしよう 《中編》

■前回のおさらい まずは、《前編》の内容をおさらいしておきましょう。①県立恐竜博物館と連携しながらも、県立恐竜博物館に依存しない形で、長尾山総合公園をプロデュースする。②県立恐竜博物館に訪れる来客数の73%は、ファミリー層である。したがって、長尾…

恐竜博物館がある長尾山総合公園をプロデュースしよう 《前編》

今回から、《前編》《中編》《後編》の3回に分けて、恐竜博物館がある長尾山総合公園のお話します。具体的には、長尾山総合公園を、どのようにプロデュースしようか!という内容です。「プロデュース」とは、「テーマを決めて価値を創造し、発信する」とい…

「神話」としての自治体 ー補遺ー

■制度設計のあり方 ーこの前の《後編》は、わかりにくかったように感じましたーうーん。そうみたいですね(苦笑)。申し訳ない。私の抱えてる不満をもっと前面に出せば良かったかな……と反省してます。ー不満というのは?- われわれは、なぜゆえに「こうなっ…

《後編》「神話」としての自治体  -そもそも自治体とはなにかー

■素朴な疑問 13年の間、市議会議員として自治体を眺め、行政を見続けながら、いくつかの素朴な疑問にぶち当たることがありました。「なぜ行政のやることは、うまくいかないのだろう」「なぜ行政と市民との協働はうまくいかないのだろう」あるとき、ふと思い…

《中編》「神話」としての「勝山は魅力にあふれている」との定説 -われわれは誰に向かって発しているのかー

■前回の内容 前回の内容を振りかえってみましょう。①人間の心理は複雑である。②ゆえに、消費者は消費行動を起こす際に、自分の選択を明確に説明できない。③地元に戻るか否かを選択する若者にも同様の心理が働いている。勝山を離れる若者は、自分の選択を明確…

《前編》神話としての「雇用創出が若者の定住を産む」という定説

■プロローグ 政策を考えるとき、私が気をつけることが二つあります。「違和感を大切にすること」「ゼロベースから組み上げること」「違和感を大切にすること」とは、常識に従うことです。何やら目の前にうまそうな儲け話がある。しかし、私の中での常識に従…

新たな一歩

今回の勝山市長選挙は、皆さまご存知のとおり211票差で敗れるという結果に終わりました。まずは、皆様に御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。政党の支持もなく、特定政党、区長会、業界団体の組織票もなく、それでもここまでの票をいただけた…

なぜ、行政主導のまちづくり、行政主導の観光は上手くいかないのか      【花月楼に関する疑問 ―組織論― 】

行政主導のまちづくりは、全国的に見ても成果を挙げているとは言えません。行政主導の観光も同様でしょう。「行政主導はダメだよ」と我々は言います。もっとも、文句だけなら誰でも言えます。そこから一歩抜け出して「ならば、どのような方法ならば良いのだ…

子供たちに「考える武器」を与えよう

■いじめ、不登校…… 先だってのこと。妻と次のような会話をした。 「○○さんところの娘さん、かわいそうに不登校になったみたい」「なぜ?」「う~ん……いじめられたみたいよ」こういう話を耳にすると、暗澹な気分におちいる。子供の社会は、我々の社会よりもよ…

花月楼に関する3つの疑問 ―インターミッション―

■インターミッション なぜかブログに花月楼のことを書き始めたら、色々な人から色々なことを言われるようになりました。ちょっと不思議な想いがします(苦笑)。「花月楼を再生するな!」「手を加えるな!」という趣旨ではありません。要は「時期が早すぎる」…

花月楼再生に関する3つの疑問  その2.花月楼再生プランは組織に欠ける

■本町商店街は「成功したまちづくり」事例だった?! このブログを書いている最中に、衝撃的なニュースが飛び込んできました。産経新聞10月22日全国版に、勝山市本町商店街が「にぎわいを取り戻した」成功事例として紹介されていたのです。商店街低迷どう脱出…

花月楼にまつわる3つの疑問  その1.花月楼再生プランは戦略に欠ける

■はじめに 9月定例会において、中心市街地の活性化策として旧料亭花月楼の再生案が示されました。 確かに、恐竜博物館を訪れる観光客をベースとして観光に携わる雇用を確保していくこと、そして中心市街地の活性化は、極めて重要な課題です。市長が進める方…

「勝山市は、その小ささを武器にして発展する」ことの、経済思想的意味 vol.2

■不安定化する「豊かな社会」 ー不安定化する「豊かな社会」とはどういうこと?まず、「豊かな社会」と「発展する社会」とは違うということを理解してもらうことが重要になります。「発展する社会」は高度経済成長期の我が国をイメージしてもらえればいいで…

「勝山市は、その小ささを武器にして発展する」ことの、経済思想的意味 vol.1

■「勝山市は、その小ささを武器にして発展する」 まずもって、この度の勝山市議会議員選挙におきましては、2位当選という過分の得票をいただいたことに御礼申し上げます。皆様のご期待にそぐわぬよう、邁進する所存ですので、今後ともよろしくお願い申し上げ…

調査委員会の杜撰な調査について

■議長公用車の不正使用疑惑 勝山市議会内に設置された政治倫理調査特別委員会は、私に関する調査を実施していますが、本日付の新聞報道でも明らかなように、昨日の勝山市議会本会議において「議長公用車の不適切な使用があった」との報告がされました。 ■は…

私にかけられた不当な嫌疑と、勝山市議会における異常事態について -その5-

さて、最後に今回の騒動で勝山市が受けるであろう実損についてまとめてみましょう。 ■この事業で作り上げた金沢とのパイプが切られてしまった 国の委託事業をする際の目的のひとつは、「金沢新幹線開業を控えて、民間レベルでのパイプを作りあげること」でし…

私にかけられた不当な嫌疑と、勝山市議会における異常事態について -その4-

前回に引き続き、問題視されている事柄を説明いたします。 ■(疑惑2)嶺北ふるさと創造観光協議会は架空の幽霊団体ではないのか? 結論から申し上げるならば、 ①嶺北ふるさと創造観光協議会は、架空の団体ではありません。 ②ただし、現在は事務局長しかいな…

私にかけられた不当な嫌疑と、勝山市議会における異常事態について -その3-

■私の関わった事業のどこが問題視されているのか 前回は、勝山市議会の議論とも呼べない議論の流れを見ていただきました。今回は、われわれが行った事業のどこが問題視されているのか。その点を具体的に見ていきましょう。4月19日以降に開いている私の市政報…

私にかけられた不当な嫌疑と、勝山市議会における異常事態について -その2-

私が関わった事業の概略は、前回説明したとおりです。「事業の何が問題視されているのか」について説明する前に、勝山市議会において行われた議論(とも呼べない代物ですが)の異常さについて説明いたしましょう。ここを理解していただかないと、「事業の何…

私にかけられた不当な嫌疑と、勝山市議会における異常事態について -その1-

■ はじめに 新聞報道でもご存じのとおり、私は不当な嫌疑をかけられ、現在、市議会調査特別委員会に置いて倫理条例違反の存否の調査対象となっております。おそらく、ほとんど全てといってよい勝山市民の皆さんは何が起きているのか、全く分からないという現…